2020桜花賞

【桜花賞2020】デアリングタクト強すぎる!次元の違う末脚

※レース画像をJRA公式ホームページから引用

競馬大好き、ベルトトルトです。
今回は趣向を変えて、競馬のお話です。

ブログを書くことでメディアを作るということを勉強してきて、”競馬のメディアを作ったら面白そう” と感じて、趣味と仕事を掛け合わせたいと思っています。

僕が競馬にハマったきっかけと思い出のレースは以下の記事をご覧ください。

 

2020年4月12日、阪神競馬場で3歳牝馬三冠の1レース目、桜花賞(芝1600m)が行われました。

2020年の桜花賞を制したのは、デアリングタクト

競走成績:3戦3勝(2020年4月12日現在)

デビューからわずか3戦での桜花賞制覇は、最少タイ記録で1980年ハギノトップレディ以来、40年振りとのこと。
ハギノトップレディも名馬ですし、デアリングタクトも今後が楽しみです。

そして、無敗での桜花賞制覇は、2004年のダンスインザムード以来だそうです。

デアリングタクトの血統

父:エピファネイア
母:デアリングバード
母の父: キングカメハメハ

血統表は以下の通り。

デアリングタクト血統
引用元:netkeiba.com

父方の祖母がシーザリオ、
母方の祖母がデアリングハート、
というところに血統のロマンを感じます。(後で詳しく)

レース映像

デアリングタクトは9番(黄色の帽子)です。

引用元:JRA公式YouTubeチャンネル

桜花賞当日、阪神競馬場は朝からずっと雨でした。
桜花賞が始まる頃には、馬場も重馬場になり、馬にとっては非常にタフなレースになったと思います。

レース時計も 1:36.1 で、阪神芝1600mとしては非常に時計が掛かるレースになりました。

前半600mが34.9、前半800mが46.5と、ペースも結構早かったので、後ろからいっていた馬は付いていくだけで大変だったと思います。
結果、逃げていたスマイルカナ(3番、黒の帽子)が3着、2番手のレシステンシア(17番、ピンクの帽子)が2着になりました。

そんな中、勝ったデアリングタクトは、最後の直線入り口でも、まだ後方にいました。
以下、赤矢印で示した、一番外側の黄色い帽子です。

2020桜花賞の最後の直線

デアリングタクト以外の馬は、あまり追い上げることができませんでしたが、デアリングタクトだけは、ここから次元の違う走りをします。

雨がたくさん降って重馬場になり走りにくい馬場、かつ、道中のペースも早く追走だけで苦労するレース展開であっても、デアリングタクトがこれだけの末脚でまとめて差し切ってしまうというのは、馬のスピードとパワーが、とてつもないのだと思います。

以下が最後の直線入り口からのレース映像です。

引用元:JRA公式YouTubeチャンネル

道中のポイント

僕なりにデアリングタクトの勝因になったというポイントが、馬の力を信頼したジョッキーだと思います。

元々、デアリングタクトは気性が荒い面があり、桜花賞でも頭を上げて行きたがる素振りを見せていました。
以下、赤矢印で示したのがデアリングタクトで、ジョッキーも必死に抑えようとしているのが分かります。

2020桜花賞の道中

そこで一度、スピードを落として外に出します。
道中でスピードを落とすことはロスに繋がりそうですが、最後の直線で外に出せば確実に差し切れるというジョッキーの自信と、馬への信頼の力だと感じました。

以下の動画で道中外に出すところを確認できます。
スピードを落としてでも、うまく外側に出せたことが良かったんじゃないかなと思います。

引用元:JRA公式YouTubeチャンネル

松山弘平ジョッキー

デアリングタクトの鞍上は松山弘平ジョッキーです。

松山弘平ジョッキー
引用元:JRA公式ホームページ

2009年デビューで、同年は36勝を挙げ、JRA賞最多勝利新人騎手を受賞。
2015年には、JBCスプリントをコーリンベリーで制し、G1(Jpn1)初勝利。
2017年には、皐月賞をアルアインで制し、38回目の挑戦にして念願の中央G1初勝利。

そして今回、桜花賞がG1、2勝目になります。
松山ジョッキーは、毎年コンスタントに勝っているものの、G1にはなかなか縁がなかったので、今回の桜花賞は大変嬉しい勝利です。

また、2020年は絶好調の松山ジョッキー。
2020年4月12日現在で、以下の通り、既に重賞6勝と大活躍で、2020年は松山ジョッキーの年となりそうなので、今後も楽しみです。

  • 京都金杯(G3): サウンドキアラ
  • 東海S(G2): エアアルマス
  • きさらぎ賞(G3): コルテジア
  • 京都牝馬S(G3): サウンドキアラ
  • 阪神牝馬S(G2) サウンドキアラ
  • 桜花賞(G1) デアリングタクト

シーザリオとデアリングハートの血を引く血統

先ほど、
父方の祖母がシーザリオ、
母方の祖母がデアリングハート、
という話をしました。

実は、2005年の同じレース、桜花賞にシーザリオとデアリングハートが出走していました。
僕はこのレースもリアルタイムで見ていたので、非常に懐かしいです。

シーザリオが7番(青い帽子)
デアリングハートが9番(黄色い帽子)

結果は、シーザリオが2着、デアリングハートが3着でした。
シーザリオがアタマ差、デアリングハートがクビ差と、非常に僅差のレースでした。

そうして、15年経った2020年、シーザリオ、デアリングハートの血を引くデアリングタクトが、両祖母が成し得なかった桜花賞勝利を手にしたというのが感慨深いです。

競馬は血統のスポーツなので、時代を経て、馬の歴史が繋がっていくというのは、すごくロマンがありますね。

また、これは終わった後に気付いたのですが、デアリングハートとデアリングタクトは同じ9番でした。
こういったところも、なんだか運命を感じるもので、競馬の面白い部分です。

連勝はどこまで伸びるのか

無敗で桜花賞制覇となると、今後連勝はどこまで伸びるのかというのが楽しみです。
3歳牝馬三冠の2レース目は、2020年5月24日に東京競馬場で「オークス」が行われます。

オークスは、桜花賞の1600mから一気に800m伸び、2400mで行われますが、デアリングタクトは距離が伸びても大丈夫そうなので、オークスも勝ちそうな気がします。

父方の祖母、シーザリオもオークスを制しました。
父エピファネイアも、オークスと同じ東京競馬場2400mで行われるジャパンカップ、3000mのレース、菊花賞を制しているので、デアリングタクトもスタミナが豊富そうで、期待が持てます。

約1ヶ月後のオークスも今から楽しみです。

★オークスも制して、見事に2冠達成となりました!
詳細はオークスの記事をご覧ください。

 

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