
JeSUプロライセンス制度を取り巻く問題
こんにちは!エルです!!
今回はeSportsに関する話題で、
2019年12月2日にプロゲーマーのももちさんが、JeSUをプロゲーマーライセンスを取得した
とのニュースが目に飛び込んできたので、それ関連で書きたいと思います!
プロゲーマーライセンスが1人取っただけで、
なんでここまで話題になるのかというと、
プロライセンスを発行する団体設立時に結構叩かれたり、
それ以降も色々あったりで中々普及しなかった背景があったので、
今まで取り渋っていた有名プロゲーマーが取得したということで、
話題になったんじゃないかなと思っています。
eSportsっていうのは簡単に伝えると、ゲームの大会の事を指してます。
PCのゲームだったり、家庭用ゲーム機、スマホでのアプリ等ですね。
筆者も開発側であり専門家ではないのですが、
職業柄耳に入ってきたり、自分で調べたりと知ってることが多いので、
過去の流れからの考察・解説やっていきます!
あくまで個人の意見くらいに思って頂けると良いかなーと思っております。
詳しく知りたい方や、何が真実なのか?は是非自身で調べてみてください!!!!
引用以外は他記事の丸写しの形にはしないので、
要点くらいをまとめる形にしてみます。
筆者がCEDEC2017の講演会で聞いたことのある関係で、
国際カジノ研究所所長の木曽崇さん が個人的にオススメです!
あくまで客観的な意見でまとまっているため、分かりやすいですね!
このブログでeSportsに興味を持ってくれたならとても嬉しいです!
ちなみに筆者は誰からもお金を貰ってるわけではないので、
自由に書いていきます!
そもそもJeSUとは何なのか?
JeSUが何かというと Japan eSports Union という、
コンピュータエンターテインメント協会(CESA)が主導で、
日本のeSportsの統一団体を創るために作られました。
元々オリンピックでeSportsが採用されるかも!?という状態になったことがあり、
その際に1つの国で、乱立した業界団体があるとJOCに働きかけられないため、
その障害を無くそうという思想で作られたようです。
バスケだと同じような問題で国際大会に出場出来ない問題ありましたが、そんな感じですね。
じゃあ10個リーグ作るから、10チーム日本代表で出してよって話になるので。
その複雑性を無くすためにも国内で統一団体を作って、
日本から国際大会に出れるようにやりましょ~という団体だと思って貰えれば、
大体OKかなと思います。
Wiki引用になりますが、
「主な活動目的はeスポーツの普及で、
活動内容はeスポーツに関する調査やプロライセンスの発行、
大会の認定、
関係各所との連携、
eスポーツ選手の育成や支援」
とのこと。
特に初期話題になったのは、
プロライセンス発行の件と、法律の件かなと思っています。
今回の件
今回のももちさんの件で言うと、
TGSで開かれた大会で優勝し、賞金500万円になるはずが、
プロライセンスを取得していなかった関係で、10万円に減額されたのち、
副賞のモニター代3万9800円分を引かれて、6万200円の受け取りになったとか。
一応大会の規約には書かれていたらしいですね。
大会の上位8位入賞者に関しては、
カプコンがライセンス発行の推薦と費用の負担をする予定だったところを、
断ったために10万円になったそう。
規約に書いてるなら仕方ないですが、
こういった形で話題に取り上げられると、
良いイメージに繋がらないのが非常に残念です。
優勝してもダメなのか。
という風に見えてしまうため勿体ないなぁと。
プロライセンス問題と法律問題
法律の部分は間違うといけないので、
詳しく知りたい方は、Wiki等で確認してください!
日本の法律だと
- 刑法賭博法
- 景品表示法
- 風俗営業法
の関係で、思い通りに賞金制の大会が開けない状態です。
で、その辺を解決しようとして、プロライセンス制度が出来上がり、
ライセンスを取得しているものに関しては、
プロゴルファーを例にして、賞金の獲得を可能にするものでした。
現状対策せずに決めると、「上限が10万円」だったところから、
報酬(ファイトマネーみたいな)の形で、上限を無くそうという考えだったようです。
ただ、そもそもスポーツとゲームを一緒に解釈すること自体が違かったようで、
改善しないことが分かったり、
ライセンスを取得してない人が、大会で賞金を貰える順位で結果を残したとしても、
減額 or 獲得できない可能性がある等、
そもそも複雑な部分でもあるため、ユーザー側から相当な不満が出ました。
(※海外にプロライセンス制度はありません。聞いたこともないし、ググっても関連記事出てこないので、無さそうです。
あくまでプロゲーマーチームがあり、開かれた大会に出場していく形です。
国際大会には、認められた大会で結果を残したチームが出場できるという流れですね。)
最近だとノーアクションレター制度(誰でも消費者庁に問い合わせられ、結果を調べたのち公表される制度)を使った回答で、
『興行性のあるeスポーツ大会の賞金は「景品類」に該当しないと考えられる』
とのことです!
「景品類」って要するになんやねんって方は、弁護士youtuber久保田さんの動画が分かりやすいと思うので、
気になる方は見てみてください!
つまりライセンスが無くても賞金の受け取りは、大会規約によっては景品表示法上問題ないってことでした。
ただ、ここをクリアしても賭博法とか色々出てくるので、
複雑に絡み合います(汗
結局ゲーマーからすると
プロライセンスって取得した方が良いの?本当にいる?
って状態が続いてる感じで、
まとめ記事とかで進捗がたまに出てるけど、なんやねんって感じです。。。
「法律とかなんでもいいから、
ちゃんとで大会が開かれて、
面白いゲームで賞金を貰えれば良い」
訳です。ぶっちゃけ。
統一団体を作ったつもりが、
結局まとめ切れずに新しい団体も出来たりと、中々うまく行っていないようです。
利権とかの部分がふんだんに含まれるため、
どこも中々譲ろうとはしないでしょうし、
ちゃんとまとまるといいな~というのが大会に出る側の感覚かなと思います。
現状の形でもどうにかする方法
- 第三者によるスポンサー制賞金大会
という形であれば賞金の上限はないため、
今開かれている賞金制の大会は、全部その形になっています。
法律に抵触しないように、スポンサーを上手く獲得していってます。
ある意味で、関係ない分野からの絡みになるので、
意外な企業がスポンサーになっていたりで、結構興味深いです!
仕事の報酬として渡す方法もあるようですが、
現状よほど精査した状態じゃないとグレーゾーンっぽい気がしますね。
あとから色々言われかねないので、確実な方法でやっている印象です。
やる側としては問題なければ、どんな形でも良いですね。
今後
eSportsがオリンピックの正式種目になる可能性があります!
オリンピックの正式種目になるためには、
国際的にプレイ人口がいないといけませんし、
宗教や文化の部分もクリアしないといけないため、
修正が必要になる部分も出てくると思いますが、
オリンピックの開会式に、今まで知ってたプレイヤー達が歩いて出てくる姿は見てみたいですね!!!!
ネットで全世界に配信されてるのと、テレビでも見れるのは、規模感も違いますしワクワクです!
それにそこまで興行として成り立ってくれば、
終わった後もプロゲーマーの収入も安定させることが出来てくるので、
職業として成り立ってくると嬉しいなと!!
今はまだまだ普及していく途中のeSportsですが、
早く法律面や、ルールの部分がちゃんとしていって、
一般の認知度も上がっていくことを期待しています!!
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