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【サッカーコラム:ライン際の魔術師】主演はネイマール!?昼ドラよりドロドロな愛憎劇「ストーブリーグ」を見逃すな!

ドロ沼の不倫、復讐劇、肉親による争いなど、
視聴者の予想を一周してさらにななめ上をいく、
ハラハラドキドキのスリリングな展開…。

 

生々しい描写や、シリアスなストーリーで、
主婦を中心に人気を博していた”昼ドラ”は、

リモートワークで働く私のようなフリーランサーにとって、
実は密かに楽しみにしていた時間であった。

 

惜しまれつつも枠が打ち切りとなってしまったが、
井戸端会議ならぬ「昼ドラ会議」という名目で、
昼ドラを観ながらチャットでディスカッションをするという遊びを、
フリーランス仲間と日々興じていたのが懐かしい。

 

さて、そんな昼ドラよろしく、愛憎入り混じるドラマで

にわかに盛り上がっているのが、欧州サッカーの『ストーブリーグ』である。

 

スーパースターの移籍で、ますます加熱する『ストーブリーグ』

こんな真夏のクソ暑い時期に、ストーブって!!と、訝しむ人は当然のことと思う。
そもそもストーブリーグとは、プロスポーツ選手の契約や、移籍などの話題のことを差し、
野球が人気の日本では、冬の時期をイメージする方が多いだろう。

 

一方、春先にシーズンを終える欧州サッカーリーグにおいては、
まさに今がストーブリーグ真っ只中で、大物の移籍が相次いでいる。
『事実は昼ドラより奇なり』とでも言うべきか、
複雑な事情や思惑が絡み合う移籍ドラマは、観ていてとても面白い。

 

スペインへ羽ばたいた日本の至宝・久保建英

今年、日本からヨーロッパに移籍したサッカー選手として、
まず真っ先に思い浮かべるとしたら、久保建英だろう。

 

FCバルセロナの下部組織で育ち、史上2番目の若さでA代表デビュー。
キャプテン翼を彷彿とさせるようなサクセスストーリーを、順調に歩むこの18歳が、
新たな挑戦の場として選んだのが、かの有名なレアル・マドリードである。

 

 

プレシーズンマッチでの評価は上々。
指揮官ジダンの信頼も勝ち取り、トップチームの遠征に帯同し、
世界中の超一流プレーヤーに混じって、堂々たるプレーを披露している。

 

世界中が注目する『次代のクリスチアーノ・ロナウド』

紆余曲折ありながらも、今年は多くのトッププレーヤー達の移籍が続々と発表され、
サポーターは早くそのプレーが観たいと、シーズン開幕を今か今かと待ちわびている。

 

エデン・アザール、アントワーヌ・グリーズマンなど、
トップ中のトップのプレーヤーたちの移籍金は、まさに天文学的な数字とも言える。
そんな中で群を抜いているのが、ポルトガルの強豪クラブ・ベンフィカから、
スペイン1部のアトレチコ・マドリードに移籍した、ジョアン・フェリックスだ。

 

 

その額なんと、驚愕の1億2600万ユーロ!!※約158億円
牛丼にして、実に4,000万食分。
うまい棒に換算すると、15億8,000万本!
まぁとにかく、1人の選手に支払う額としてはとんでもない数字である。

 

同胞のスーパースター、クリスチアーノ・ロナウドの後継者として、
期待を一身に受けるフェリックスは、若干19歳。
久保の2歳上にあたるこの怪物が、スペインでどんな活躍をするのか注目されている。

 

しかも、フェリックスはとってもイケメン!
彼が運用するSNSには、女性からの数々のお誘いだけでなく、
ヌード写真なども送られてくるとのことで、なんとも羨ましい話である。

 

年々、高騰しつづける移籍金

フェリックスの才能に疑いの余地はないが、
何故、こんなにも彼の移籍金が跳ね上がったのだろうか。
そこに、ストープリーグの面白さがある。

 

まず選手には、所属クラブとの契約があるため自分の意思ひとつで、
おいそれと好きなクラブに移籍できるわけではない。

クラブや代理人など、様々な思惑や事情が複雑に入り混じり、
まさに昼ドラさながらの様相を呈している。

 

「選手のヨーロッパ挑戦の夢を叶えたい」と、後押しがあることが多い日本のクラブでは、
選手にかかる移籍金は、比較的、安価に押さえられる傾向があり、
獲得するクラブにとっては、低リスクの投資だと言えるだろう。
(ちなみに契約満了とともに移籍した久保選手には、移籍金は発生しない)

 

しかし、ベンフィカのようなヨーロッパの中小クラブにとっては、
移籍マーケットは”ビジネス”であり、死活問題だ。
若いうちに安価で選手を獲得し、経験を積ませて、高値でビッグクラブに売る、

といったビジネスモデルが確立されている。

 

フェリックスがイケメンだからって訳ではないだろうが、
彼特有の影響力やスター性が、移籍金が跳ね上がった要因のひとつとも言えるだろう。

 

ちなみに、本家クリスチアーノ・ロナウドのインスタグラムには、
2019年8月現在で、1億7,700万人を越すフォロワーを抱えていて、
1回投稿するだけでも、その経済効果は計り知れない。
『次代のクリスチアーノ・ロナウド』が、プレーだけでなく、世の中に波及する影響力にも注目だ。

 

主演の座を虎視眈々と狙うネイマール

そんな中、「主役は俺だ!」と言わんばかりに、話題を振りまいているのがネイマール。

 

 

所属するパリ・サンジェルマンを出たがっているのは周知の事実だが、
彼自身の移籍にまつわるクラブ間の軋轢や、移籍金の高さなどがネックとなり、
熱望するバルセロナへ帰還するには、超えるべきハードルはかなり高い様子。

 

なかなか決まらない移籍先にやきもきしてか、
チームへの合流が1週間も遅れ、すっかり『お騒がせ男』と化してしまったネイマール。
2017年に、歴代最高の2億2,200万ユーロ(約288億円)の移籍金で、話題をかっさらった彼が、
再び主演の座を射止めるのか、今年もストーブリーグから目が離せない。

 

 

 

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