
『天才を殺す凡人』を読んで…
こんばんは。
カンサイです!お待たせしました。前回の記事に予告しておりました、課題図書。
『天才を殺す凡人』を読んでの感想や仕事にどう生かしていくか、boostの天才社長についてをまとめてみたいと思います。
ーーどう社会から「天才」を守るか」と題されたコラムがバズ(BUZZ)った。
ビジネスコラムとしては、異例の30万PV、フェイスブックのシェアは2万4000に達した。またビジネス向けネットメディアであるNewsPicksに転載されると、その反響(コメント)は2200に及んだ。
さらに、このコラムの反響を取り上げた2回目のコラム「天才を殺すのは、実は「秀才」ではないのか?等への回答10選」も、フェイスブックのシェアだけで5000を超え、「天才・秀才・凡人」を巡るネット上の議論はなお続いている。
天才を殺す凡人。
なんとも恐ろしいワードですよね。
結果から先に言いましょう。
私は凡人です。
そして、過去、天才を殺してしまいました。
(m´・ω・`)m ゴメン…
簡単なまとめ
まず才能をシンプルに3つに分けている。天才と秀才と凡人
それぞれの特徴は
天才…創造性(創造し)
秀才…再現性(拡大させ)
凡人…共感性(金をつくる)
である。
三者の間にはコミュニケーションの断絶がある。
凡人は天才を理解できず、排斥する。秀才は天才に憧憬と嫉妬心を持つが、天才は秀才にそもそも関心がない。秀才は凡人を見下し、凡人は秀才を天才と勘違いしている。
この3者はコミュニケーションの「軸」が根本的に違う、そのため交わりにくい。
その理由は主語の違い
凡人…I(自分)/YOU(相手)/We(家族・仲間・チーム)
秀才…Knowleqe (知識・経験)/Right or Wrong(善悪)
天才…X(存在) 世界は何で出来ているか / Y(認識)人々は世界をどう認識するか?
なぜ凡人が天才を殺すのか?
─これは是非本を読んでください。
『登場人物』
☆天才
☆エリートスーパーマン…(天才社長)
☆秀才
☆最強の実行者
☆共感の神
☆病める天才…(カンサイ)
☆すべてを理解するもの
感想と気づき
本書の面白いところは
才能をいかにシンプルに表現するか。
それとストーリー形式で凡人が共感しやすいように作られている所。
『夢をかなえるゾウ』みたいなメンター役の犬がいて、ライトな切り口なので本が苦手な方も大丈夫!(大体90~120分位で読めます)
タイトルが強烈なのでビビったけれど、凡人が悪い!っていう話ではないのでご安心を。
それが、本書のせめてもの救い。
大事なことは才能に気づくこと。そして、
配られたカードの中でどう賢く生きていくか。
これが本書での一番の気づきですかね。
読んで欲しいのはこんな方↓
・自分には才能がないと思っている人。
・明らかに浮いてる存在や、孤独な天才が近くにいる。
・心のどこかで、自分はまさか凡人ではないやろ~と思っている人
現場でどう生かすか?
私(凡人/病める天才)の場合ですが、必要な事はズバリ根回しです
※人によって違うので、本から自分の才能と現場に生かすヒントを探してみてください。
───過去のカンサイの実体験に基づくエピソードです。
新卒で入った会社は大企業だった。
当時1年半という異例のスピードで企画職についた私は調子に乗っていた(笑)
しかし、張り切って会議に出した私の企画はことごとく潰され、チームの先輩は会議で泣きそうになる私のフォローの一言もなかった。あまりにムカついたので、ネイリストに愚痴を吐いたところ、根回し不足と一蹴されてしまった。
ネイリスト「自分上司に可愛がられてる割には扱いが分かってへんねんなぁ~『部長やったら、この企画どうやって通します~?』って飲みの席で何で聞かへんの??【企画を通す】っていう前提が大事。男も仕事も一緒やで、相手から出そうなNGを先につぶしとき。」
カンサイ「( ; ロ)゚ ゚ .. な、なんやて!!」(目からウロコ)
ネイリスト「あとは女を敵に回すなよ。女という生き物は感情で動きよるからな。そこもしっかり根回ししとき。」
当初、女性3人の企画チームで私以外は10年目のベテランが二人だった。大先輩たちを無視して勝手に進めた私は、会議で一言もフォローしてもらえなくて当たり前だった。
さっそくネイリストに教わった通りやってみた。細かい話は長くなるので端折るが、
先輩たちに手伝ってもらい、部長から言われたプロモーション提案を織り交ぜ一緒に出してみた結果、なんと3回目の会議で企画を通すことに成功した。
製品化の段階で技術的な問題が発生して企画そのものはぽしゃったんですけどね。
根回しの重要性を身をもって経験していたのだが、すっかり忘れていたのだ。
人間とは忘れる愚かな生き物であります。
自分の意見が、うまく伝わらないと思うときは、
・決定権のある人に働きかけその人ならどうするかを聞いてその提案を盛り込む。
・チーム(周り)を巻き込み知恵を借りる。多方向からの視点は効果的です。
決定権のある人に直接アプローチできるのは特殊ケースかもしれないので、社内でいうところの要領の良い人を探して相談に乗ってもらう事をお勧めします。
うちの天才(社長)
さて、気になるのはboostの天才社長ですよね。
天才と自負する社長です。天才故、ミーティングは1時間20万円~です。
図表で言うと、うちの天才はおそらくここにいます↓
【エリートスーパーマンタイプ】
高い創造性と論理性を兼ね備える。共感性は1㎜もない。
ちょっぴりコミュ障!?
天才は理解されない
私は実質3年程の付き合いになりますが、天才が理解されない現場を多々見てきました。
一緒に仕事をしはじめた当初から彼の天才ぶりは際立っていて、ビジョンを描きスキーム化するのが得意な彼は、プロジェクトを推進するリーダー的存在でした。
最初は皆「すごーい」と食いつきます!しかしプロジェクトが進行していくにつれ、自分の能力以上の事を求められる事に疲弊したり、天才からの要求の多さに答えられず、プロジェクトメンバーが天才の粗をわざわざ指摘したり、文句を言い始めるようになりました。
それに加えて、当時の彼は歩く凶器であり、チェーンソーのような人でした。
私も当時よく喧嘩して泣きました。1言ったら100倍返しされます。
(あぁーあんまり暴露すると怒られるかも。)
【天才が見えている世界】を殆どの人が理解できなかっただけなのですが、
【理解出来ない事】に苛立ち、チェーンソーを振り回した結果、多くの人間が彼のもとを去りました。
彼はまた仕事において妥協することを嫌います。
ところがプロジェクトの期限が迫り、能力や人数が限られた中で出来ることに限界が見えると、【やりたいと思うことを実現できない事】にまた苛立ち、天才は殻にこもりました。
こうして、孤独な天才が出来上がったわけです。
※天才が凡人を殺しまくる珍しい構図
天才は救えるか?
ん~これは難しい。
この本を読んでみて、自分や、周りの天才について考えてみる。
それだけでも少し違うかも。
天才の本質的な孤独を理解できるのは同じ天才かなとは思います。
答えの出せなかった凡人は祈るのみです。
世界の天才達が一人でも多く救われイノベーションが起きますように…。
そして凡人は、心に決めるのです。【もう天才は殺さない!!!】
天才にしか描けない強烈なビジョンで人は動く
なんか、これだけだと、社長の悪口書いてるみたいですが、
凡人の私がこれだけ天才とバトルをしたのに、ついていこうと決めた一番の理由は…
天才の描くビジョンがどうなるか見てみたいから。
凡人(病める天才)の私にも天才のビジョンが面白そうっていうのは感覚的に分かります、こればっかりは理解するものではなく、センスというか、第6感で感じるものなんですけどね。(Don’t think Feel!!)
色々ありましたが、ひとつのプロジェクトを最後まで引っ張っていき、成功におさめた天才はやっぱりすごかったし、仲間とやり遂げた時に見た景色は最高だった。
天才は私を私が知らなかった世界へ引き上げてくれたのでした。
天才は宇宙と繋がる
嘘みたいな本当の話なんですが、以前、天才社長のビジョンが書かれた紙を一度だけ見せてもらったことがあります。
まぁまぁ億単位の大きいプロジェクトを走らせてたんですがそれが第1段階のしかも途中だったことに驚きを隠せなかった。
そのうえ、第10段階で宇宙征服と書かれていたことにおったまげた。
「子供かよ!」と当時の私はツッコんだが、本人はいたって大真面目だった。
~天才のライバルは宇宙~と本書にも書かれていたし、やはり計り知れない。考えてみれば、お笑い芸人で野生爆弾のくーちゃん(天才)も「うちゅーーーーーーーー(宇宙)」と叫んでいる。
どおりで、スティーブンスピルバーグ監督も宇宙映画ばかり撮影しているわけだ。
天才社長の宇宙征服を見届ける事は果たして出来るのだろうか…。
そのためには、天才のもとで、なんとか生き残ります。

ども~カンサイです。
京都から東京へやってまいりました。
WEB業界の横文字とても苦手です。
boostでは、広報や営業関係のお仕事をしています。
大体社長からツッコまれています。
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