
【宝塚記念2020】クロノジェネシス強かった!6馬身差の圧勝で成長力を見せつける
※レース画像をJRA公式ホームページから引用
競馬大好きエンジニア、ベルトトルトです。
2020年6月28日、阪神競馬場で宝塚記念(芝2200m)が行われました。
JRA公式の宝塚記念レース結果
上半期G1の締めくくりで、ファン投票によって出走馬が決めるグランプリレース。
今年はコロナの影響で、海外遠征に行けない馬などもいたため、フルゲート18頭、そのうちG1馬8頭という豪華メンバーが集まりました。
2020年の宝塚記念を制したのは、クロノジェネシス
競走成績:11戦6勝(2020年6月28日現在)
クロノジェネシスは、2019年の秋華賞に続き、G1 2勝目となりました。
2歳時から堅実に走り、ここまで全てのレースで掲示板(5着以内)に入っています。
また、3着以内に入れなかったのも1レースだけと、非常に堅実な結果を残しています。
G1でも、2歳時から
- 阪神ジュベナイルフィリーズ:2着
- 桜花賞:3着
- オークス:3着
- 秋華賞:1着
- 大阪杯:2着
と、常に高いレベルで走り続けている非常に強い馬だと思います。
また、クロノジェネシスは雨が降って馬場が重くなると、より一層力を発揮していて、宝塚記念の前までで稍重、重馬場の場合だと3戦3勝でした。
そんな中、宝塚記念はレース直前に結構雨が降ったそうで、クロノジェネシスの力がより際立つ一戦となりました。
クロノジェネシスの血統
父:バゴ
母:クロノロジスト
母の父:クロフネ
血統表は以下の通り。
引用元:netkeiba.com
父のバゴは世界最高峰のレースである凱旋門賞を勝った、フランスの名馬。
重い馬場でも力を発揮できるのは、バゴの影響が大きいと思います。
半姉(父がハービンジャー)にノームコアがいて、姉妹でG1馬です。
さらに母方の祖母は、フサイチエアデールの妹。
フサイチエアデールもG1こそ勝てませんでしたが、活躍した馬でした。
フサイチエアデールの子供では、フサイチリシャールがG1勝利、他にもライラプス、ビーチサンバなどの活躍馬を出していて、この一族の力はすごいですね。
レース映像
クロノジェネシスは16番(ピンク色の帽子)です。
先ほど書きましたが、レース直前に結構雨が降ったことで、稍重の馬場でレースが行われました。
レース時計は2.13.5で、前半1000mが1分ちょうどでした。
クロノジェネシスは16番からのスタートなので、たいぶ外からになりましたが、スタートもうまく出て、良い位置に付けられたと思います。
道中もスムーズに走っていて、第3コーナーからは周りが動いていったところ、ジョッキーが合図を出さなくても自然に上がっていったそうです。
これは本当に強い競馬で、抜群の手応えで直線を迎えます。
クロノジェネシスは最後の直線の入り口では先頭に並びかけます。
以下、赤矢印で示した、ピンク色の帽子です。
直線の入り口までの立ち回りも完璧でしたが、直線に入ってからが本当に強かったです。これほどまで差が開くとは思いませんでした。
以下が最後の直線入り口からのレース映像です。
宝塚記念は阪神競馬場の内回りコースで行われるので、直線はそんなに長くないのですが、それでも6馬身差が付いたことには、本当に強い!の一言に尽きます。
2着との差が6馬身、2着のキセキから3着のモズベッロの差も5馬身と、他の馬とは大きく差が付きました。
クロノジェネシスの成長力がすごい、成長で馬体重も大きく増加
クロノジェネシスの勝因の1つに成長力があると思います。
2歳でデビューした2018年9月時点では440kgで、そこからレースに出走する度に体重がマイナスになることが多く、3歳春の2019年5月のオークスに出走した時は、432kgでした。(これが最小)
そこから夏の間は休息で放牧に出されましたが、この夏の期間が第1次成長ポイント。
10月にオークス以来、5ヶ月ぶりに秋華賞に出走しますが、この時の体重が+20kgの452kg。
馬というのは3歳の夏から秋にかけて成長する馬も多いのですが、さすがにこの+20kgには驚きました。
ただ、見た目は体重が増えただけではなくて、筋肉が大きく増えた成長の分が大きく、秋華賞でも強い競馬を見せて勝利しました。
そして、4歳になり、前走4月の大阪杯の時点では、454kgだった馬体重も、今回宝塚記念では+10kgと、前走から2ヶ月でまたさらに成長したことを感じました。
デビュー時点から見ると、24kgも体重が増えています。
クロノジェネシスは牝馬ですが、過去に活躍した牝馬を見ても、同じように成長して大活躍する馬もいて、クロノジェネシス自身も、さらなる成長がありそうな気がしています。
秋に向けて放牧に出されて、また成長した姿を見るのが楽しみです。
北村友一 ジョッキー
クロノジェネシスの鞍上は北村友一 ジョッキーです。
引用元:JRA公式ホームページ
2006年デビュー。
2008年、デイリー杯2歳ステークスをシェーンヴァルトで制し、重賞初制覇。
2018年、全日本2歳優駿でノーヴァレンダに騎乗し、初のJpnI(GI)制覇。
2019年には、大阪杯でアルアインに騎乗し、JRA、G1初制覇。
そして、前述の秋華賞をクロノジェネシスで、阪神ジュベナイルフィリーズをレシステンシアで、それぞれ勝利して、2019年はG1を3勝。
北村ジョッキーにとって、飛躍の1年となりました。
そして、今回宝塚記念をクロノジェネシスで勝利しましたが、勝利のポイントの1つに北村ジョッキーとの絆があると思います。
宝塚記念の出走馬のうち、デビューからずっと同じジョッキーが乗っているのは、クロノジェネシス1頭だけでした。
馬には様々な性格や癖があるので、同じジョッキーがずっと乗っていると、馬のことを理解できて力が発揮しやすいと言われます。
ただその中で、競馬もプロの勝負の世界なので、実力、結果主義であり、ジョッキーがちょっとミスをしてしまえば次のレースは別のジョッキーに依頼したり、ミスなどしていなくても結果優先で別のジョッキーに依頼することも発生しています。
競馬界のそういう背景がある中で、クロノジェネシスのようにデビューからずっと同じジョッキーで馬を成長させていく姿というのは、馬とジョッキーの信頼関係はもちろん、騎乗を依頼するオーナーや調教師など関係者との信頼が作った結果だと思うと、こういうG1勝利は大変嬉しく思います。
クロノジェネシスのさらなる成長を期待
非常に強いレースを見せたクロノジェネシス。
次はどのレースに出走するのか分かりませんが、今後も楽しみですね。
世界情勢がどうなるか分かりませんが、海外遠征も選択肢にあるようです。
先ほども書いた通り、夏から秋にかけて、さらに成長に磨きが掛かると思うので、成長著しいクロノジェネシスのさらなる活躍が楽しみです。
▼JRAの情報は以下をご覧ください
JRA公式ホームページ
JRA公式Facebookページ
JRA公式Instagramアカウント
JRA公式YouTubeチャンネル
IT全般はお任せ。
プログラミングメインに活動中。
Java、PHP、C#、SQL、HTML、CSSやWordPressなどプログラミングから、情シスなど奮闘中。
最近の趣味はGAS。
競馬が好き。そしてスポーツ、読書、食べること、スイーツ好き。
好きなことでサービスやアプリを作りたい。
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。