
【ウェブ解析士×boost企画】ウェブ解析士リレーインタビュー”世良直也氏”
ウェブ解析士協会×boost 共同企画第一弾
ウェブ解析士協会とは…
事業成果につながるウェブ解析ができる人材(ウェブ解析士)の育成や、交流、ビジネスマッチングを行っており、協会のカリキュラムを受講した方は現在3万人を越え、海外にも進出しています。
企画のはじまり…
ウェブ解析士協会代表の江尻さんと、boost代表の辻が、今後新しい教育プロジェクトに取り組んでいきます。
今回は、プロジェクトの第一弾として、各業界で活躍されているウェブ解析士の方々を、boostがインタビューしていきます。
企画に全面協力してくださいました、ウェブ解析士協会の江尻さんをはじめとするスタッフの皆様にこの場を借りてお礼申し上げます。
世良直也さん(ウェブ解析士)にインタビューしてみた
異色の経歴をもつ世良直也さん
今回は、ウェブ解析士マスターの世良直也さんにインタビューしてみました。
世良さんをインタビューした所感は “ 挑戦の人 ”
まずウェブ解析士にたどり着くまでの異色の経歴もそれを物語っています。
そして、甘党で、午後の紅茶を手放せないOLのようなお茶目な一面もあります。
ーウェブ解析士の資格をとったきっかけは?
関西「ウェブ解析士をとるまでの道のりを教えていただきたいです。
もともと、IT業界は長いのですか?」
世良「話すと少し長くなりますが、実は僕、IT畑の人間じゃないんです。」
関西「そうなのですか?過去にどんなお仕事をしていましたか?」
世良「大学卒業後「かっこいい仕事に就きたいな~」くらいしか考えてない駄目大学生だったので、かっこいい=外車という極めて安易な発想でBMWに入社しました。BMWでは徹底したブランディングと営業としての振る舞いを叩きこまれました。」
関西「営業ですか!」
世良「ご想像通りの、足で回る営業です。仕事は楽しかったですし、沢山の事を学びました。
ただ、今後子供とかも出来たら家族の時間も欲しいし、営業は土日返上してハードにやっていたので、働き方を変えようかな?と思いました。まぁブランドが完成され過ぎてたのでブランドを作ることを経験したくなったていうのもありますが…」
関西「なるほど、確かに土日も返上してお仕事っていう働き方は世良さんが臨むライフスタイルにしてみたら現実的ではないですね」
世良「そうなんです、そして結婚のタイミングで転職をしました。」
関西「それでIT業界に!」
世良「実は、まだでして…。しかも当時何を血迷ったか、同じ課題のある会社に再就職しました(笑)」
関西「なんと、また忙しい会社に入ったんですか?」
世良「そうなんです(笑)次はまたITとは無縁のイベント会社に勤めました、結婚式や企業の表彰式など、競合も多い業界なので、マーケティングの重要性をここでも実感しました。
チームで数字を追いかける楽しさと難しさがあり、やりがいのある仕事でした。
実際に、子供ができて、いつまでも好き勝手働いてないでプライベートとの両立を考えないと駄目だな…と思いました。
実は、僕も奥さんも静岡出身なので、静岡で土日休める仕事に就こうって事で転職を決めました。」
関西「それで静岡にいらっしゃるんですね。奥さんの立場からしてもうれしいですね。パートナーが家族との時間や、家事育児の大変さを理解してくれて、仕事まで変えて協力しようとしてくれているなんて。世の中の男たち全員そうであれ!と思いますが、やはりまだまだ少数派だと思います。さすが世良さんフェミニスト!」
世良「おほめにあずかり光栄です。ここからITの世界に入っていきますが、当時の僕はエクセルもまともに使えない人間でした。」
関西「どうやったらそんな全く縁もゆかりもない知らない業界に飛び込もうと決意できるのでしょうか?挑戦的な人生を歩んでらっしゃいますよね。」
世良「挑戦というとカッコイイですね。飽き性なだけかもしれませんが、転職するならば全く違う業界で新しいことを覚えたいっていう気持ちがいつもあります。
ただ。会社の志望動機は自宅から近かったから、真面目にこれですよ。
ITで働くとは夢にも思っていませんでしたが、前の会社が大好きだったので異業種に行こうと決めてました。(同業種だと戻りたくなっちゃいそうで…)
どんな仕事でも、仕事を楽しむことは得意なので、何の仕事をするかってあんまり重要じゃなかったです。今もめっちゃ仕事楽しいです。
あと、採用していただき色々挑戦させてくれるうちの社長にはものすごく感謝しています。」
関西「【どんな仕事でも楽しむ!】その精神素晴らしいです。世良さんのお話聞いていると、全ての職場が充実されていたのは、世良さんの仕事へのスタイルがあるのかもしれませんね。勉強になります。そして今はどんなお仕事をされているのですか?」
世良「株式会社Geolocation Technologyという会社で、IPアドレスの調査をしています。
このデータからより精度の高いアクセス解析や広告分析も出来るようになります。そんな仕事です」
関西「一般的にITに疎い人には全く未知の仕事ですね」
世良「まさしくそうです。IPアドレスっていうのは簡単にいうと、PCやデバイスがもつ住所みたいなものです。」
関西「失礼を承知で聞かせてください、エクセルも出来ない状態で採用されるっていうのはどういう背景があったのでしょうか?」
世良「僕もそう思います。事業内容位1㎟も理解できなかったので、面接で聞こう!そんなテンションで行きました。何も知らなかったから逆にチャレンジ出来たんだと思います。社長からは元気がある奴が欲しかった。と言われ採用を頂きました。社長の器量がすごいです!」
関西「ご縁があったのですね!では、ウェブ解析士はそれからとられたのでしょうか?」
世良「はい、会社の新人研修でとることになっていますので、3月の中途採用の僕は、新入社員と一緒に4月から研修を受けてウェブ解析士を取得しました。」
関西「かなりハードルが高かったのでは?」
世良「ウェブの業界ってちょっと不親切ですよね。わざわざ難しいカタカナとか沢山つかって(笑)」
関西「分かります。クッキー(ウェブ用語)って聞いたときは、お菓子が頭に浮かんだし、サードパーティー(ウェブ用語)はイベントとかゲームが頭に浮かびます。必殺技みたいなIT用語も沢山ありますよね(笑)」
世良「今、ウェブ解析士マスターをさせて頂いているんですけど、今思えばウェブ解析しの分厚い公式テキストは、確かに分かりやすく書かれているんですよ。ただ、例えるなら算数を知らない人に数学の教科書がどれだけ分かりやすくても、伝わらないですよね。そんな感じです。僕の場合ITの知識とか、前提がなかったもので…。」
関西「分かりやすい例えをありがとうございます。そして、世良さんはどのように受かったのですか?」
世良「猛勉強しましたね。受験勉強のときのように単語帳を自分で作って、分からない単顔が出てきたら逆引きしたりしていました。だからまぁ0からスタートしても頑張ればとれます(笑)」
関西「まさに、世良さんにとってはウェブ解析士も挑戦ですね。そして、現在マスターまでとられてご活躍されていると…。本当に素晴らしいです」
ーウェブ解析士をとって良かったことは?
関西「ちなみにウェブ解析士をとって一番良かったことは何ですか?」
世良「資格をとって終わりじゃなくて、資格をとってからも学べる環境が沢山あります。自分だけだと不十分な実体験が、同じウェブ解析士の人から聞けてインプットが広がります。さらにはアウトプットする場も用意してくれているのがウェブ解析士協会のすごいところです。僕はそれに一番価値を感じています。」
関西「ウェブ解析士さんはそういった学びの場が多いこともあり、横のつながりも強いですよね。」
世良「そうなんです!それを言おうと思っていました。普通に仕事をしていたら絶対お会いすることもなかった方とかと普通にお話出来たり、一緒にセミナーに登壇したり、不思議な体験です。僕からしたら、雲の上の人って感じなんですけどね。今ウェブ解析士マスターの同期でサイトを作ったんです。面白いですよね。」
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ウェブ解析士47期マスター(47wa_Master)
https://47wam.pro/profile/seranco/
関西「拝見させて頂きましたが、それぞれのジャンルのプロが終結した記事メディアで面白いです、このおしゃれなサイトは以前boostでインタビューさせて頂いた山内真由美さんがデザインされたんですね。サイトの解析もできるし、もうなんていうか、鬼に金棒じゃないですかっ!!」
ーウェブ解析士マスターとしてどんな風に今後、ウェブ解析士業界を盛り上げていきたいですか?
世良「僕が感じている使命は、地方の活性化と地域貢献です。
地域での中小企業でウェブに課題を感じているけどどうにも出来ない。そんな人たちを助けたいです。
ウェブに対してアレルギー反応がある地方の経営者の方にも、少しでもウェブに興味を持ってもらいたいって思っています。
なので、顧客目線で、同じ目線で語れるウェブ解析士マスターになりたいです。」
今でこそウェブ解析士マスターを名乗らせていただいてますが、初めてウェブ解析士を受講した時は知識なんて全く無くて、テキスト全てが意味不明でした。
その時、「ウェブの世界って難しい言葉ばかりで不親切!」って思って、ウェブ初心者に優しいウェブ解析士になろうと誓ったおもひで。#ログの日
— 世良直也@甘党ウェブ解析士マスター (@WAC21244747) June 9, 2020
関西「世良さんのディーラー時代や、イベントの接客時代のマインドしっかり残っていますね。」
世良「そうですね、お客さんが来ているのに、意味の分からない用語を言われたり、読んでもわからないレポートを出されても、問題は解決しないじゃないですか。相手の立場に立ったウェブ解析士であろうと心がけています。」
関西「はい、すごくわかります。ついつい業界用語が出ちゃうなんてこともありますよね。私自身も注意しなくてはいけないと感じる部分もあります。」
世良「まぁまぁ、そういうことはありますよね。」
関西「世良さんが具体的に分かりやすく伝える工夫はどんなことをしているのですか?」
世良「ぼくもありがたいことに講座を持たせていただいているんですけど、こないだはウェブ解析をカタカナを使わずに説明する講座…なんていうのもやりました。八百屋さんに例えたりして。それから僕野球のカープファンなんですけど、野球の歴史に学ぶウェブ解析講座もやりました。これは逆に野球が分からないと”?”となってしまいますがね。(笑)」
関西「それは受けてみたいですね!ウェブ解析の講座をカタカナを使わないとか、簡単にするために、世良さんは難しいことに果敢に挑んでいらっしゃる。もう頭があがりません」
世良さん「ありがとうございます。余談ですが、毎年お正月は親戚一同でゴルフに行くんですが、置きに行くゴルフは一回もやったことありません。
これからも、ウェブ解析士マスターとしてチャレンジし続けます」
ー次回世良さんインタビュー第二弾
次回は、世良さんのお仕事や職業観について迫っていきます。
Coming soon….
◆ウェブ解析士って何?
ウェブ解析士とは一般社団法人ウェブ解析士協会が認定する資格であり、事業の成果につなげるためにウェブ解析を実践する人材です。
ウェブ解析とは、デジタル化されたユーザーの行動を読み解き、情報の価値を知り、ビジネスに活かすための基礎技術です。

ども~カンサイです。
京都から東京へやってまいりました。
WEB業界の横文字とても苦手です。
boostでは、広報や営業関係のお仕事をしています。
大体社長からツッコまれています。
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