
【ウェブ解析士×boost企画】ウェブ解析士リレーインタビュー”佐藤亘氏”
ウェブ解析士×boost 企画のはじまり
ウェブ解析士×boost 共同企画
ウェブ解析士協会代表の江尻さんと、boost代表の辻が、今後新しいプロジェクトに取り組んでいきます。
プロジェクトの第一弾として、各業界で活躍されているウェブ解析士の方々を、boostがリレーインタビューしていきます。過去のインタビューはこちら
企画に全面協力してくださいました、ウェブ解析士協会の江尻さんをはじめとするスタッフの皆様にこの場を借りてお礼申し上げます。
ウェブ解析士とは
ウェブ解析士とは一般社団法人ウェブ解析士協会が認定する資格であり、事業の成果につなげるためにウェブ解析を実践する人材です。
ウェブ解析士は、デジタル化されたユーザーの行動を読み解き、情報の価値を知り、ビジネスに活かすためのご提案をします。
一般社団法人ウェブ解析士協会とは
事業成果につながるウェブ解析ができる人材(ウェブ解析士)の育成や、交流、ビジネスマッチングを行っており、協会のカリキュラムを受講した方は現在3万人を越え、海外にも進出しています。
ウェブ解析士にインタビューしてみた。
第七回目は、保険代理店でコンテンツマーケティングの解析をされている 佐藤 亘さん にお話しを伺いました!
保険代理店というと営業のイメージが強いですが、佐藤さんは技術職としてウェブ制作や新しいツールの検討・導入、新技術の検証をされています。
現在上級ウェブ解析士を取得されており、上記の仕事に加えて自社サイトのウェブ解析もこなすマルチプレイヤーです。
ウェブ解析士を取ったきっかけはなんでしょうか?
佐藤「最初は、会社でウェブ解析の仕事を任されたのがきっかけです。
前職でウェブ制作全般や新規立ち上げを行っていたのもあり、現在の保険会社に転職した際もウェブ制作として働いていました。しかし徐々にウェブ制作を行う方や、立ち上げが出来る社員の方も増えてきた関係で、その時会社で足りていないウェブ解析の部分を担当することになりました。そこで、資格を取ってみようと思い勉強を始めた形です。」
エル「ウェブ制作をしていたところから解析を始めるのは、今までとは別の業種に転職するくらい、違う知識が求められる事になると思います。どう勉強されていったでしょうか?」
佐藤「元々解析系は苦手でしたが、ウェブ制作をしていた際に理解していた単語もあり、苦手な分野や分からない部分を重点的にテキストで勉強しました。また、セミナーにも参加し理解を深めることで、無事に合格することが出来ました。」
エル「仕事で使用している部分は理解度も違いますよね。現在上級ウェブ解析士とのことですが、ステップアップされた理由は何ですか?」
佐藤「会社ではレポート提出まで求められるので、その能力までしっかり身につけておく必要性がありました。そこで調べて見ると、上級ウェブ解析士はレポート提出の実技まであるということが分かりました。会社では業務に必要な資格の負担をしてくれる制度があったため、資格取得を目指そうとなりました。」
ウェブ解析士を取ったことで、仕事の幅はどう広がったでしょうか?
佐藤「ウェブ制作の全体を見れるようになった事が大きいと思います。
ウェブ制作において、何が抜けているか?何が足りないか?の部分を見つけるのがウェブ解析士なんですね。ウェブ解析士の勉強を通じて自身が知らなかった分析手法を知れたことで、会社が制作技術やSEOに特化しすぎて、マーケティングの観点が抜けていることが分かりました。またビジネス分析や広告の指標を学んだことで それまでの業務では中途半端な理解で進めてしまっていた部分にも、しっかりと対応出来るようになりました。
今では会社が依頼しているコンサル会社から提案を頂いた際の窓口も任されています。そこでディレクション業務も行いますし、解析も出来る。そのように仕事の幅が広がっているのも含めて、自分の強みになったと感じています。」
エル「佐藤さんがこれからまだ成長していきたいと感じている部分はありますか?」
佐藤「1つの事について深堀りをされた時に、しっかりついていけるように知識を深めたいと思っています。自分のことを完璧主義だと思っていて、正直どこもまだ足りないなと感じているため、知識を深めることでより良い提案が出来たらと思います。」
ウェブ解析士を取って仕事に活かせたことはなんでしょうか?
佐藤「広告を依頼していたコンサル会社から上がってきた数字を見た時に、その数字の間違いが分かったことが大きいです。最初解析結果に関しては依頼していたのもあり、あまり興味がない状態でした。しかし、勉強したことで5自分がコンサル会社からの報告に違和感を感じるようになりました。」
エル「具体的にどんな点に気付いたのでしょうか?」
佐藤「広告からの収益だと思っていた部分が、自然検索からの収益だったと分かりました。自社でも売上に繋がった値のコンバージョン率はある程度まで追えるのですが、広告からのものか自然検索からが追えないパターンがありました。しかし実際に上がってきた数字を見た時に、自分で気付けたことで相談をした結果、実は広告からではなく自然検索からの収益だったために値がズレていた事が分かりました。それが勉強したことで活かせた点かなと思います。」
今の職場・仕事の魅力を教えて頂きたいです
エル「お話を聞いていると、ウェブ解析士を取得したことで、会社から任された新しい仕事に解析を絡めることで、より幅広く仕事を任されていますよね。今の仕事の魅力なども合わせてお聞きしたいです。」
佐藤「先ほど話したように今の職場は任される範囲が広く、自分を成長させる場が提供されているなと感じるのがとても魅力的です。
最初に任されたウェブ制作の業務に加えて、今はウェブ解析士の資格を活かし解析やマーケティングの分野も担当出来ています。新しい業務を任せて頂けるという自信にも繋がりますし、新技術を追うことでより成長を感じることが出来ています。
また、中小企業でありながら『残業をなるべく少なくする』という方針があり、業務時間内で終わらせるためのスケジューリングを考えることも癖付いてきました。仕事をする上で必要な時間管理の部分も身に付けることが出来ており、とてもありがたいと感じています。」
エル「佐藤さんの職場は保険代理店とのことですが、どんな点を意識してウェブ制作やマーケティングを行っているのでしょうか?」
佐藤「保険周りでお客様がピンポイントで知りたい情報を提供できるように意識しています。
例えば「教育費 いくら」で検索してくると(2020/6/10時点)上位にうちのサイトが出てきます。そこで「子育て費用にかかる金額がいくらか?」という不安を取り除けます。
しかし、中には「将来の子育て費用が用意できるかな?」と不安になる方もいらっしゃいます。その時にはじめて「学資保険(教育資金を準備する保険)のニーズに気づいていただけるわけです。
保険は万が一のために掛けるものです。そのため本当に必要だと感じている方に対して、疑問や不安が解決・低減するようなサイト作りを心がけています。」
今後の展望についてお聞きしたいです
佐藤「ウェブ解析士としては、人との繋がりを大事にしていきたいと考えています。
以前ウェブ解析士の方に、『資格は取ったら終わりではなく、人との繋がりが大事』と言われたことがあります。
それもあり今ではウェブ解析士のコミュニティーでの繋がりを通じて、ウェブ解析士のテキスト制作にも携わらせていただいています。
これからは今まで以上に横の繋がりも増やし、知識を深めていければと考えています。」
エル「佐藤さんは今後どのようなことに挑戦していきたいでしょうか?」
佐藤「ウェブ解析士の繋がりで学んだことを、会社の知見に変えていきたいです。
もし今後、会社でのウェブ解析の人員を増やしていこう!という動きがあった時、自分もウェブ解析士マスターの資格を取得し、社員に対する教育の分野を強化することで貢献していきたいと考えています。」
佐藤さん、本日はありがとうございました!
僕自身プログラマとして働いているのもあり、ウェブ制作全般から解析・マーケティングまで出来る佐藤さんのお話を聞けたことで、解析が出来ることで担当できる業務の幅が広がっていくイメージが湧きました!
またウェブ制作において、ターゲットに対してどうアプローチするのか?そのターゲットの不安を解消できる価値あるサイトに出来るのか?という、制作における大事な部分も聞けたことで、制作側の想いまで感じることが出来ました!
下記にウェブ解析士のHPにある佐藤さんのリンクや、SNSのリンクを貼っておきます。
また佐藤さんが勤められている会社では、ウェブ解析やウェブの担当を増やそうと考えているそうで、社員の募集も行っているそうです!!
より自己成長や仕事の幅を広げていきたい!と思っていた方は、是非HPから応募してみて下さい!

普段はゲーム開発に携わるフリーランスプログラマのエルです!
不思議なご縁から、今はインタビューの記事を中心に書かせていただいております。
職場の業務効率化をサポートする「カワリニ」というサービスも扱っておりますので、もし職場の作業効率が悪いかも?と感じていたり、実は相談したいことがあった!等、ご興味がある方はお気軽にお問い合わせください。
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